もう1週間前の話ですが、驚き・慌てたので記録しておきます。
先週の金曜日、福岡から宮崎へのロングドライブ中、
阿蘇から高千穂に向かう快適な道路を走っている時、
今まで瞬間燃費を表示していたスピードメーターの
左のモニターに、突然、こんな警告ランプが点きました。
BSM システム異常!
70~80km/hで快調に飛ばしている時に
こんな警告が出たらドキッとしますよね。
突然目の前にパトカーが現れたような驚き??少し違いますか?
ともかく、BSMってなんだー?
エンジン関係か、車体関係か、ブレーキ関係?
このまま走っていて良いのか?
すぐにエンジンを止めるべきなのか?
いろいろ頭の中がくるくる回り、
次から次と悪いことばかり考えましたが
ともかく路肩に寄せて車を停めました。
さてどうするか?
一度エンジンを止めると再スタート出来ないかもしれない
とも考え、エンジンかけっぱなりでしばらく試案。
ともかく、場所は最悪、九州山脈のど真ん中で
最寄りの高千穂の町まで30kmくらいの所、
周りに何もありません。
更に、言い忘れましたが、土砂降りの雨の中です。
とても外に出る気にはなりませんし、当然歩くのも無理。
ところで、前にも書きましたが、
お気楽隠居は工学部機械工学科の大学卒で専門は
自動車エンジンでした。でもそんな知識の50年前のもので、
この場面で役に立つことは一切ありませんでした。
勿論、BSMなんてのは知る由もありません。
ともかく、BSMってなんだ?
これが判れば何とかなるはずと、やっと思い至りました。
で、取り出したのがやはり携帯電話です。
こんな便利なもの50年前にはなかったですね。
電話帳にあったマツダのディーラーにダイヤルしました。
事情を話して、整備につないで貰い、
BSM=Blind Spot Monitoring
(ブラインド・スポット・モニタリング)
と教えて貰いました。
側方・後方からの車両接近を知らせるレーダー装置とのことです。
そう言えばアテンザにはそんな装置が付いていたな。
そんなの覚えているわけがない。
でも、ともかく、
ホッとしました。それなら、走行に全く問題なしだ。
このまま宮崎までドライブ継続OKと判断しました。
暫くして、携帯にマツダの担当営業マンから電話があり、
雨の中で誤動作を起こしたのでしょうが、
これが今後度々起こる様なら、工場でチェックします、とのことでした。
後で振り返ると、
ウォーニングが点いて再度走り出すまで、ほんの10分くらいでしたが、
最悪のことばかり考えた、本当につらい10分でした。
本当に世の中って、突然何が起こるか判りませんね。
その時落ち着いた対応が出来るかどうか?
今回は、お気楽隠居の70年の人生経験が
役に立っていた様に思いますが、どうでしょうか?